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途中解約で不安になるのは、貯蓄型の生命保険の場合です。掛け捨てタイプは、基本的には月々支払っている保険料は月々で完了していると考えられるので影響はほとんどありません。
貯蓄型の生命保険はどのように考えればよいのでしょうか?
将来の安心にもなるし、解約返戻金は貯蓄にもなるとして、生命保険を勧められることはよくあると思います。本当は保障と貯蓄は完全に切り離して考えるべきですが、既に加入済みの保険をそれだけを理由に解約することはありません。
まずは、保険料の仕組みを考えてみましょう。生命保険は定期預金などの貯蓄と違って、月々支払い保険料が全て貯蓄にまわるわけではありません。保険料は、将来の保険金の支払いや途中で支払う解約返戻金のために積み立てておくお金と、保険を維持するための経費として使われるお金をがあります。
加入して初期の期間は、掛け捨て保障のための準備金と生命保険会社の経費の回収にあてられるため、貯蓄に回るお金はほとんどありません。加入期間が長くなるにつれ、経費部分は減少し将来の保険金支払いの為の積立部分にお金がまわります。そして満期を迎えた場合に貯蓄部分から満期保険金または解約返戻金が支払われます。
したがって、加入してすぐに解約する場合は、解約返戻金がほとんど支払われずに、掛け捨て保険よりの高額の保険料を掛け捨てしたのと同じことになります。
貯蓄型の保険は、あなたが払い込みした保険料の総額よりも多くの満期保険金や解約返戻金が満期時(解約時)に戻ってくる商品ですが、上記したとおり、解約時期が早いと、元本割れすることになります。但し、このまま不利な保険を継続していくより、いまここで見直しをして保険をもっと適した商品へ変更した方が得をすることもあります。
なぜ先ほどから、貯蓄目的なら生命保険では考えないほうがよいといっているのかを説明します。大雑把に言ってしまうと、死亡保障はどの保険でも掛け捨ての保険です。では、なぜ掛け捨てタイプと貯蓄タイプの商品があるのでしょう?
このように、貯蓄型は、掛け捨て型に比べて多くのお金を支払って、保険会社に運用してもらっています。保険のように 20年・30年継続する場合は、毎年の利回りが 2% 程度でも掛け捨て分の保険料を最終的にまかなうことができます。ですので、貯蓄型の保険で増えている分は、保険会社が善意で支払ってくれるのではなく、利回りで支払っています。
普通の金融商品を変わらないだけでなく、自分で好きなように使うことができない非常に不自由な貯蓄です。さらには、今の低金利の日本では保険会社の予定利率も低くなっており、それが基本的に今後 30年継続します。
バブル期の高利回り保険商品が、バブル崩壊後の低金利時代に、逆ザヤとして生命保険会社の経営を圧迫したことと反対(加入者が損をして保険会社が得をする)の状態に今後なっていきます。
貯蓄型保険は、自分が支払う金額より多く戻ってくるかに注目しがちですが、他の金融商品を比べて得なのかを基準に検討するようにしましょう。
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